FAMOUS QUOTE / MOBILE SUIT GUNDAM

こいつ、動くぞ!こいつ、うごくぞ / koitsu ugoku zo

「こいつ、動くぞ!」とは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイが、初めてガンダムのコックピットに乗り込んだ際に発した名言です。

アニメ史に残る「主人公が初めてロボットに乗る瞬間」のひと言は、やがて「動かないと思っていたものが動いた」ときの定番ネットミームへ——。意味・出典・広まった経緯を出典付きで解説します。

名言・セリフ 機動戦士ガンダム 初出:『機動戦士ガンダム』第1話「ガンダム大地に立つ!!」 公開日:
MEANING

こいつ、動くぞ!とは

「こいつ、動くぞ!」とは、『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイ(声:古谷徹)が、初めてガンダムのコックピットに乗り込み、計器類が生きているのを見て発した驚きのセリフです。ネット上では「まず動かないと思っていたものが動いたときの、驚きと感動を表すコメント」(ニコニコ大百科)として、作品の枠を超えて定着しています。

① セリフそのもの
サイド7がザクの急襲を受けるなか、避難中のアムロが偶然ガンダムに乗り込んだ場面のひと言。ガンダム情報サイト「ガンダムチャンネル」のガンダム名言集に、アムロ・レイの名言として収録されています。
② ネットでの使われ方
静止画や紙芝居MAD、3Dモデルなど「あまり動かないと思われるもの」が予想以上に動いたときの、驚きと賞賛のコメントとして使われます。「この○○動くぞ」という変形や、正反対の「こいつ……動かないぞ!」という言い回しも、ニコニコ大百科で紹介されています。
③ 基準表記
本サイトが底本とするガンダムチャンネル名言集の表記は「こいつ、動くぞ!」(読点+全角感嘆符)。一方、ニコニコ大百科の項目名は「こいつ・・・動くぞ!」(中黒3つ)、ピクシブ百科事典は「こいつ…動くぞ!」(三点リーダー)、同事典のアムロ語録では「こいつ……動くぞ!?」と、表記の揺れが特に大きいセリフです。
SOURCE

出典・初出

出典は1979年放送開始のテレビアニメ『機動戦士ガンダム』。このセリフは第1話「ガンダム大地に立つ!!」(1979年4月7日放送)に登場します。宇宙移民地サイド7がザクの急襲を受け、避難していたアムロが、輸送トレーラーに載せられたガンダムと偶然出会う場面です。

「こいつ、動くぞ!」

アムロ・レイ(声:古谷徹)——『機動戦士ガンダム』第1話「ガンダム大地に立つ!!」より。表記はガンダム情報サイト「ガンダムチャンネル」のガンダム名言集に従った。

名言集の解説では、この場面は「アムロ・レイが、サイド7でガンダムトレーラーに載せられているガンダムを発見。コクピットをのぞくと、灯が入っており、このあと史上初のモビルスーツ戦を繰り広げることとなる」と説明されています。

断定できないこと

名言集の該当ページ自体には話数の記載がありません。第1話とする根拠は、ニコニコ大百科の「元ネタは『機動戦士ガンダム』第一話で主人公アムロ・レイがガンダムのコクピットに入って発した言葉である」という記述と、Wikipediaのシーン記述・各話リストの照合によります。また、同じ搭乗シーンの名言「すごい、五倍以上のエネルギーゲインがある」との正確な発話順序は、今回参照した資料からは確認できませんでした(ピクシブ百科事典のアムロ語録では本セリフが先に掲載されていますが、これは掲載順であり劇中の順序の明記ではありません)。

SCENE

名場面の中身:主人公とガンダムの「出会い」

Wikipediaの記述によれば、この場面は宇宙世紀0079年9月18日。ジオン公国軍のザクIIがサイド7のコロニー内へ強襲をかけ、アムロは避難の最中に「V作戦」の極秘ファイル——ガンダムの操縦マニュアル——を偶然入手し、アイドリング状態だったガンダムに乗り込みます(Wikipedia「アムロ・レイ」)。

コックピットをのぞくと、灯が入っている。つまり機体は「生きて」いる——。ピクシブ百科事典のアムロ語録では「ガンダムに初めて乗り込み、コクピットのコンソールが生きているのを見た際の台詞」と説明されています。ただの機械への感嘆ではなく、戦火のなかで偶然出会った巨大な機体が、いままさに動こうとしていることへの驚き。このあとアムロは操縦マニュアルを頼りにガンダムを起動し、強襲してきたザクIIを初陣で2機撃破します。この戦闘は「歴史上初の実戦におけるモビルスーツ (MS) 同士の対戦」だったとされ(Wikipedia「アムロ・レイ」)、名言集も「このあと史上初のモビルスーツ戦を繰り広げることとなる」と書き添えています。

なお、この場面に先立つマニュアル発見の際には「すごい・・・親父が熱中するわけだ。」という名言も生まれています。ロボットアニメの「最初の搭乗」を彩るセリフのひとつとして、この「こいつ、動くぞ!」は作品の枠を超えて広く引用されるようになりました。

シーンの状況説明は、ガンダムチャンネル「ガンダム名言集」の解説文、およびWikipedia・ピクシブ百科事典の各記事の記述に基づいています。

HISTORY

広まった経緯:ニコ動コメントから「本当に動くガンダム」まで

放送から半世紀近くを経て、このセリフは「作品の名場面」から「日本のネット文化の定型句」へと育ちました。確認できた実例を時系列で挙げます。

  • ニコニコ動画のコメント文化(2008年〜):遅くとも2008年には「予想外に動くもの」への賞賛コメントとして定着していました。2008年7月更新の旧ニコニコ動画用語辞典に「予想を覆して(もしくは予想以上に)『動く』場合になされるコメント」として収録され、同年8月にはニコニコ大百科に単独記事(項目名「こいつ・・・動くぞ!」)が作られています。
  • 日常の驚き表現として:2011年のYahoo!知恵袋には「適切な使い方」を尋ねる質問があり、「殺したはずのゴキブリが移動し始めたとき」という回答や、お台場の実物大ガンダム(2009年)を前に実際にこのセリフを口にする人がいた、という体験談が寄せられています。
  • パロディ構文化:写真ボケ投稿サイト「ボケて」には「こいつ、○○ぞ」の空欄を差し替える投稿が多数あります(「こいつ、明けるぞ!」「こいつ...固いぞ!」「こいつ...似てるぞ!」など)。
  • 「本当に動くガンダム」報道の定番見出し:横浜・山下ふ頭で実物大18mガンダムが実際に動く施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」(2020〜2024年)が発表・開業した際、PC Watch「こいつ、動くぞ! 18mの“動く”「ガンダム」横浜に立つ」、WebNewtype「こいつ動くぞ!? ガンダムが横浜に立つ、だけじゃなく動く!」、東京新聞「こいつ、動くぞっ!」と、複数メディアが揃ってこのセリフを見出しに使いました。
  • 公式作品でのセルフオマージュ:アニメ『機動戦士GUNDAM GQuuuuuuX』では、原典と同じく起動待機状態の白いガンダムの計器類を見つめ「やはり…動くか」と呟く場面がある——とピクシブ百科事典で紹介されています(発言者はネタバレ防止のため伏せます)。
  • グッズでの引用:セリフそのものを商品名にしたTシャツが通販サイトで確認できます。

断定できないこと

ゲーム作品でこのセリフがボイスとして収録された例は、今回の調査では確認できませんでした(存在しないと断定するものではありません)。また、通販サイトで確認できるセリフ入りTシャツ等が権利者の許諾を得た商品であるかは確認できていません。ニコニコ動画の関連タグの正確な動画本数も未確認です。

FAQ

よくある質問

「こいつ、動くぞ!」は誰のセリフですか?

テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の主人公、アムロ・レイのセリフです。声を演じたのは古谷徹さんです。

どの話に登場しますか?

第1話「ガンダム大地に立つ!!」(1979年4月7日放送)です。サイド7がザクの急襲を受けるなか、アムロが初めてガンダムのコックピットに乗り込んだ場面のセリフです。

ネットではどういう意味で使われますか?

「まず動かないと思っていたものが動いたときの、驚きと感動を表すコメント」として使われます。静止画や紙芝居MAD、3Dモデルなどが予想以上に動くときの賞賛の定番コメントで、「この○○動くぞ」という変形もあります。

正しい表記はどれですか?

本サイトが底本とするガンダムチャンネル名言集の表記は「こいつ、動くぞ!」(読点+全角感嘆符)です。ネット上ではニコニコ大百科「こいつ・・・動くぞ!」、ピクシブ百科事典「こいつ…動くぞ!」「こいつ……動くぞ!?」など、表記の揺れが特に大きいセリフです。

このセリフのあと、どうなるのですか?

アムロは偶然入手した操縦マニュアルを頼りにガンダムを起動し、強襲してきたザクIIを初陣で2機撃破します。この戦闘は歴史上初の実戦におけるモビルスーツ同士の対戦だったとされています。

「すごい、五倍以上のエネルギーゲインがある」とは別のセリフですか?

別のセリフです。どちらも第1話でアムロが初めてガンダムに乗った際のセリフとして知られていますが、劇中での正確な発話順序を明記した資料は確認できていません。

SOURCES

出典・参考

本ページの記述の根拠、および関連する公開情報です。確認できていない事項は本文中で「断定できないこと」として明示しています。