ニンジンいらないよ。とは
「ニンジンいらないよ。」とは、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の主人公コウ・ウラキ(声:堀川りょう)が、食事の配膳時にニンジンを断ろうとして発したセリフです。物語を左右する決め台詞ではなく、日常シーンのひと言でありながら、シリーズ屈指の知名度を持つ「愛され名言」になっています。
- ① セリフそのもの
- 食堂で配膳を受けるコウが、ニンジン嫌いのために給仕係へ伝えたひと言。老舗ガンダム情報サイト「ガンダムチャンネル」の名言集にも、コウ・ウラキの名言として掲載されています。
- ② ネットでの使われ方
- 「はっきり断ったのに聞き入れてもらえない」「言った意味がなかった」状況の比喩や、苦手なものをやんわり拒否するときの引用として使われます。シリアスな軍事ドラマの主人公が発した子供っぽいひと言、というギャップも込みで愛されています。
- ③ 基準表記
- 本サイトが底本とするガンダムチャンネル名言集の表記は句点付きの「ニンジンいらないよ。」。「ニンジン」はカタカナ表記が定着しており、ピクシブ百科事典・ニコニコ大百科の項目名も同表記です。ほかに、漢字の「人参いらないよ」という表記もオンラインゲームのチャットなどで実際に使われています。
出典・初出
出典はOVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』(1991〜1992年・全13話)。一年戦争後の宇宙世紀0083年を舞台に、ガンダム試作機の強奪事件を描くシリーズです。このセリフは第1話「ガンダム強奪」の序盤、事件が動き出す前の平和な日常シーンで登場します。
「ニンジンいらないよ。」
コウ・ウラキ(声:堀川りょう)——『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』第1話「ガンダム強奪」より。表記はガンダム情報サイト「ガンダムチャンネル」のガンダム名言集に従った。名言集の解説では、このセリフは「人参嫌いなコウ・ウラキが、食事を給仕してもらう際に言った台詞。ちなみに、このあとニンジンは皿いっぱいに盛られる。」と説明されています。『0083』本編は、バンダイチャンネルなどの配信サービスで視聴できます(配信状況は変動するため各サービスでご確認ください)。
断定できないこと
ネット上では「ニンジンいらないよ〜!うわァ…!」のような感嘆符付きの表記も見られますが、劇中セリフの原文であるかは確認できていません。本記事ではガンダムチャンネル名言集の「ニンジンいらないよ。」を基準表記として扱います。
名場面の中身:断ったのに、山盛り
場面は食堂の配膳列。コウは士官学校卒業後、オーストラリアのトリントン基地に配属されたテストパイロットです(Wikipedia「コウ・ウラキ」)。ニンジン嫌いのコウは、給仕係に「ニンジンいらないよ。」と先手を打ちます。ところが直後、皿には山盛りのニンジンが。はっきり断ったにもかかわらず、まったく聞き入れられないという「台無しオチ」がこのセリフの本体です。
ピクシブ百科事典・ニコニコ大百科の解説でも、この「断ったのに盛られる」流れ込みでネタとして定着したことが説明されています。山盛りのニンジンを睨むコウを、同僚のチャック・キースがからかう描写があるとされ、ニコニコ大百科の解説では、自室でニンジンと向き合い食べようと挑戦するも結局食べられなかった、というエピソードも紹介されています。ピクシブ百科事典でも「ニンジン嫌いは最後まで直らなかったようで、中盤あたりにもニンジンを食べようと悪戦苦闘していた」と紹介されており、この弱点は物語の最後まで健在だったようです。
シーンの詳細な描写は、二次資料(ピクシブ百科事典・ニコニコ大百科・Wikipedia)の記述に基づいています。表現の細部は資料間で揺れがあるため、断定を避けた書き方をしています。
広まった経緯:日常のひと言が「代表作」になるまで
『0083』は硬派なミリタリードラマであり、コウ・ウラキは撃墜王への道を歩むエースパイロットです。それにもかかわらず、彼の「名言」として最初に挙がるのがこのセリフである——というギャップが、ファンの間で長く愛されてきました。
- 名言集への収録:2000年から運営されている老舗ガンダム情報サイト「ガンダムチャンネル」のガンダム名言集に、コウ・ウラキの名言として収録されています(本記事の基準表記の根拠)。
- ゲームでの採用:ピクシブ百科事典によると、対戦ゲーム『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム』ではガンダム試作1号機を選択した際のセリフに使われ、同作でセシリー・フェアチャイルドと組ませると、ニンジン嫌いのコウでも食べられるパンを作ろうと提案する特殊台詞が発生するとされています。また『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』には、コウに関連する称号「ニンジン嫌い」があるとされています(いずれもゲーム実機での確認は取れていません)。
- 対戦ゲームのチャット文化:オンライン対戦ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』では、チャットで「人参いらないよ」と入力するプレイヤーがおり、その意味を尋ねる質問がYahoo!知恵袋に投稿されるほどの定番ネタになっています。
- 実店舗でのお約束:かつてのガンダムカフェでは「ニンジンいらないよ、と注文するとどうなるか」がファンの間の話題になった、というX(旧Twitter)上の逸話も残っています。
- 先行する「ニンジン断り」:1990年発売の『ちびまる子ちゃん』主題歌「おどるポンポコリン」の歌詞にも、ニンジンを要らないとする一節があり、時期としては『0083』(1991年)より先行する——という豆知識がピクシブ百科事典で紹介されています。
断定できないこと
コウのニンジン嫌いについて、担当声優の堀川りょうさんが『ドラゴンボールZ』でベジータ(vegetable=野菜に由来する名前)を演じていたことと関連付ける説がファンの間にありますが、公式に語られた設定ではなく、俗説の域を出ません。
よくある質問
「ニンジンいらないよ。」は誰のセリフですか?
OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の主人公、コウ・ウラキのセリフです。声を演じたのは堀川りょうさんです。
どの話に登場しますか?
第1話「ガンダム強奪」の序盤、食堂での配膳シーンに登場します。ガンダム試作1号機の強奪事件が起きる前の、平和な日常描写のひとコマです。
なぜこんなに有名になったのですか?
はっきり断ったのに直後に皿いっぱいのニンジンを盛られてしまう「台無しオチ」の面白さと、硬派な主人公の子供っぽい素顔が見えるギャップが理由とされています。老舗ガンダム情報サイト「ガンダムチャンネル」の名言集にも収録されるなど、ファンの間で長く愛されているセリフです。
正しい表記は「にんじん」「ニンジン」どちらですか?
カタカナの「ニンジン」が定着表記です。本サイトが基準表記の底本とするガンダム情報サイト「ガンダムチャンネル」の名言集では、句点付きの「ニンジンいらないよ。」と表記されています。ほかに、漢字で「人参いらないよ」と書かれることもあります。
ニンジンを山盛りにしたのは誰ですか?
食堂の給仕係——いわゆる「食堂のおばちゃん」です。ニコニコ大百科でも「食堂でおばちゃんに食事を給仕してもらう時に言った台詞」と説明されています。
その後、コウはニンジンを食べられるようになったのですか?
作中で克服したという明確な描写は確認できていません。ピクシブ百科事典には「ニンジン嫌いは最後まで直らなかったようで、中盤あたりにもニンジンを食べようと悪戦苦闘していた」と紹介されています。
コウ・ウラキの声優は誰ですか?
堀川りょうさんです。『ドラゴンボールZ』でベジータを演じたことでも知られています。
ゲームでもこのセリフは使われていますか?
ピクシブ百科事典によると、『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム』ではガンダム試作1号機を選択した際のセリフに使われ、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』にはコウに関連する称号「ニンジン嫌い」があるとされています。
出典・参考
本ページの記述の根拠、および関連する公開情報です。確認できていない事項は本文中で「断定できないこと」として明示しています。
- ガンダムチャンネル「ガンダム名言集」コウ・ウラキ https://www.gundam-c.com/other/wise-remark/0083/kou01.html
- ピクシブ百科事典「ニンジンいらないよ」 https://dic.pixiv.net/a/ニンジンいらないよ
- ニコニコ大百科「ニンジンいらないよ」 https://dic.nicovideo.jp/a/ニンジンいらないよ
- Wikipedia(日本語版)「コウ・ウラキ」 https://ja.wikipedia.org/wiki/コウ・ウラキ
- バンダイチャンネル「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 第1話」(視聴方法の根拠) https://www.b-ch.com/titles/110/001
- Yahoo!知恵袋(『バトルオペレーション』のチャット「人参いらないよ」に関する質問) https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11119631586
