FAMOUS QUOTE / MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN

君はどうしたいんだい。しなければならない事じゃなくて、君がやりたい事を。君自身がやりたい事を教えてよ。きみはどうしたいんだい。しなければならないことじゃなくて、きみがやりたいことを。きみじしんがやりたいことをおしえてよ / kimi wa dou shitai n dai. shinakereba naranai koto ja nakute, kimi ga yaritai koto wo. kimi jishin ga yaritai koto wo oshiete yo

「君はどうしたいんだい。〜」とは、OVA『機動戦士ガンダムUC』(2010年〜)episode 2「赤い彗星」で、主人公のバナージ・リンクスが、オードリー・バーンと名乗る少女——その正体はジオンの姫、ミネバ・ラオ・ザビ——に投げかけた問いです。艦が襲撃される中、逃亡と機体処分の段取りを一方的に告げる彼女に、バナージは「しなければならない事」ではなく「やりたい事」を尋ねました。答えは返らず、彼の言葉は「そしたら おれ…」のまま途切れます。

公式配信の字幕では3つに分かれ、末尾は「君自身がどうしたいのかを教えてよ」——見出し語とは語句そのものが違います。公式の連載にも投票にもランキングにも、今回の調査では見つからなかった——それでも底本の名言集が『UC』で唯一詳細ページを作った一言。字幕の実測と公式のあらすじで、この問いが置かれた場所を確かめます。

名言・セリフ 機動戦士ガンダムUC 初出:『機動戦士ガンダムUC』episode 2「赤い彗星」(2010年・OVA) 公開日:
MEANING

君はどうしたいんだい。しなければならない事じゃなくて、君がやりたい事を。君自身がやりたい事を教えてよ。とは

「君はどうしたいんだい。〜」とは、OVA『機動戦士ガンダムUC』(2010年〜2014年・全7話)のepisode 2「赤い彗星」で、主人公のバナージ・リンクス(声:内山昂輝)がオードリー・バーン(声:藤村歩)に投げかけた問いです。「オードリー」はバナージと出会ったときに彼女が名乗った偽名で、その正体はかつてのジオン公国の独裁者一族・ザビ家の末裔、ミネバ・ラオ・ザビです。艦が襲撃される中、逃亡と機体処分の段取りを一方的に告げる彼女に対し、バナージは「しなければならない事」ではなく「君がやりたい事」を尋ねます。

① セリフそのもの
運営者非公表のガンダム情報サイト「ガンダムチャンネル」(gundam-c.com・同名の公式YouTubeチャンネルとは別のサイト)のガンダム名言集に、バナージの名言として収録されています。詳細ページの場面説明は「ミネバ・ラオ・ザビとして行動するオードリーに対し、自分自身でやりたいことは何なのか。オードリー・バーンの本心を聞き出そうとする、バナージのセリフ。」——話数や相手役の名前の記載はなく、場面の特定は公式配信の字幕と公式サイトのあらすじによります。
② 公式配信の字幕での形
公式配信(バンダイチャンネル)の字幕では、このセリフは3つに分かれています。「君はどうしたいんだい?」(episode 2・配信動画のおよそ16分45秒)、「しなければならないこと - じゃなくて…」(16分47秒)、「君がやりたいことを - 君自身がどうしたいのかを教えてよ」(16分50秒)(「 - 」は字幕データ内の区切り記号)。TV版『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』第4話の字幕も一字一句同じ形です(18分8秒〜)。見出し語との違いは、「事」の漢字表記や句点だけではありません。末尾は「やりたい事」ではなく「どうしたいのか」——「やりたいことを」から「どうしたいのかを」へ言い換える構造です。
③ 基準表記
本サイトは見出し語として底本の表記「君はどうしたいんだい。しなければならない事じゃなくて、君がやりたい事を。君自身がやりたい事を教えてよ。」を採ります。「君自身がやりたいことを教えてよ」という末尾はファンの名言まとめ(複数のブログ・noteの記事)でも同じ形で流通していますが、字幕の形とは別系統で、その出所は確認できていません(原作小説での表記は未確認)。一方、字幕どおり「君自身がどうしたいのかを教えてよ」と書くファンサイトもあります。本記事では、劇中の言葉として引用するときは字幕の形を使います。
SOURCE

出典・初出

出典はOVA『機動戦士ガンダムUC』。公式サイトの作品データによれば2010年公開・全7話で、特集ページは「2010年2月20日~2014年5月17日映像展開」と書きます。原作は矢立肇・富野由悠季(『機動戦士ガンダム』より)、監督は古橋一浩、脚本はむとうやすゆき、ストーリーは福井晴敏——公式の告知記事は「作家・福井晴敏氏による同名小説を全7エピソードで映像化したOVAシリーズ」と説明しています。公式のキャラクター紹介はバナージを「本編の主人公。私生児として育ち、母の死を契機に、見知らぬ父に引き取られた。」と書き、年齢は16。オードリー・バーン(ミネバ・ラオ・ザビ)については、反政府組織「袖付き」の要人で、その正体は「かつてのジオン公国の祖ザビ家の末裔、ミネバ・ラオ・ザビその人」だと書いています(年齢はこちらも16)。

セリフの初出はepisode 2「赤い彗星」。公式ニュースによれば、2010年10月30日からイベント上映・動画配信・映像ソフトを同時期に展開する形で公開され、Blu-ray DiscとDVDの一般販売は11月12日から。本編は約59分です。のちにOVA全7話は、TVシリーズ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』(公式の作品データでは2016年放送・全22話。特集ページによれば2016年4月3日~9月11日放送)として地上波に乗りました——公式の告知記事は「古橋一浩監督自らがTVシリーズの形に再編集したもの」と書いています。同じ場面はTV版の第4話「フル・フロンタル追撃」(Wikipediaの各話リストによれば2016年4月24日放送)にあり、字幕の実測では3つの字幕がOVA版と一字一句同じ形で並びます。

「君はどうしたいんだい。しなければならない事じゃなくて、君がやりたい事を。君自身がやりたい事を教えてよ。」

バナージ・リンクス(声:内山昂輝)——『機動戦士ガンダムUC』episode 2「赤い彗星」(2010年)より。表記はガンダム情報サイト「ガンダムチャンネル」のガンダム名言集に従った(公式配信の字幕は3つに分かれ、末尾は「君自身がどうしたいのかを教えてよ」。「君はどうしたいんだい。〜とは」参照)。

このセリフに「公式のお墨付き」は見つかっていません。公式ポータル(GUNDAM Official Website)の連載「ガンダムパワーワード」や投票企画「ガンダム国勢調査」でこのセリフを扱った回は、今回の調査(外部検索経由)では発見できず、名言ランキングでの入賞やファン事典の単独項目もありません(「広まった経緯」参照)。その一方で、底本のガンダム名言集は『機動戦士ガンダムUC』の73件のうちこの一言だけに詳細ページを作り、バナージの10件の筆頭に置いています(名言集全体で詳細ページは47件・UCからは1件のみ、2026年9月2日の実測)。公式の認定は無いが、底本が『UC』で最も重く扱ったセリフ——それがこの一言の立ち位置です。

断定できないこと

底本のガンダムチャンネルは運営者非公表の非公式サイトであり、公式資料ではありません。映像本編は視聴確認しておらず(OVA版はバンダイチャンネルでレンタル配信・TV版は見放題対象と表示されているのを実測)、セリフと場面の記述は公式配信の字幕データの実測・公式サイト・各種二次資料の照合によります。字幕には話者名が含まれないため、この3つの字幕がバナージの言葉であることは、底本の記述・公式あらすじ・前後の文脈からの推定です(公式あらすじが直接書くのは「バナージに一緒に艦から逃げて欲しいと頼む」というオードリー側の行動までです)。原作小説(福井晴敏)にこのセリフがどんな形で書かれているかは未確認で、「君自身がやりたい事を教えてよ」という底本系の表記がどこに由来するかも確定できていません。公式サイトのサイト内検索が2026年9月2日時点で結果を返さない状態だったため、「公式に言及が無い」は外部の検索エンジンで探せた範囲の話です。第4話の放送日はWikipediaの各話リストによります。TV版の音声が新規収録か既存音声の流用かは確認しておらず、公式は「再編集」、Wikipediaは「基本的に、本編に関してはOVA版からの変更はない」と書くにとどまります。

SCENE

名場面の中身:答えは返らず、言葉は途中で断ち切られた

場面は、地球連邦軍ロンド・ベルの強襲揚陸艦ネェル・アーガマの艦内。公式のepisode 2あらすじによれば、今際の際のビスト財団当主カーディアス——公式の特集ページが「バナージの父親」と書く人物——からユニコーンガンダムを託されたバナージは、「袖付き」のクシャトリヤと交戦したのちにこの艦に拿獲され、そこには友人のタクヤとミコット、そしてオードリーも収容されていました。そこへ「シャアの再来」と呼ばれるフル・フロンタルのシナンジュが単機で襲いかかります。公式サイトのTV版第4話ストーリーページは、その最中の出来事をこう説明しています——「オードリーは『ラプラスの箱』の鍵であるユニコーンガンダムを処分するため、バナージに一緒に艦から逃げて欲しいと頼むが、連邦軍の特殊作戦群エコーズに所属するダグザは、彼女を捕虜にして攻撃中止をフロンタルに要求する。」 この問いは、その「頼むが」と「捕虜にして」のあいだに置かれています。

字幕の実測で流れを追います(以下、時刻はOVA版episode 2の公式配信字幕、「 - 」は字幕データ内の区切り記号)。艦内放送が飛び交う中、オードリーのものとみられる字幕が「今なら逃げられる - インダストリアル7に戻って」(16:12)、「私は あの機体を - 処分する方法を考える」(16:21)と段取りを告げます。公式あらすじは「一緒に艦から逃げて欲しいと頼む」と書きますが、字幕の上では「あなたは他のサイドへ行って - 身を隠すの」(16:18)と、二人の行き先を分けるようにも聞こえる言葉が並びます(映像を見ていない本記事では細部の読みは確定しません)。バナージのものとみられる字幕は、何も知らされずに決められるわけがない、と食い下がり——「そんな話し方で - 人を従わせようとするのはずるいよ」(16:40)。そして5秒後、あの問いが来ます。3つの字幕の実形は上の「〜とは」②に載せたとおりで、最後は「君自身がどうしたいのかを教えてよ」(16:50)です。

続く字幕は「そしたら おれ…」(16:55)——ここでバナージの言葉は途切れます。約6秒の空白のあと、「何を…!?」(17:02)、「わかっているな?」(17:04)。公式あらすじが「ダグザは、彼女を捕虜にして」と書く瞬間です。問いに答えは返りません(ファンの手による全セリフ集は、この間のオードリーの応答を「えっ」「ぅ……」とだけ採録しています)。台帳の表記では句点で締まった完結した名言に見えますが、劇中のこの言葉は、言い終える前に事態に呑まれた未完の問いでした。

「そしたら おれ…」という言いさしには、対になる言葉があります。episode 1の字幕「君が誰だってかまわない - おれのこと 必要だって言ってくれ」(30:20)に続く「そしたら おれは…」(30:24)です。字幕に話者名は無いものの、ファンの手による全セリフ集はどちらもバナージがオードリーに向けた言葉として採録しています。出会ったばかりの少女に「誰だってかまわない」と言った少年が、次のepisodeでは、その少女の「しなければならない事」ではなく「やりたい事」を問う——2つの言いさしは、同じ相手に向けた同じ形の言葉とみられます。さらに続くepisode 3(TV版第7話)には「それは - 君がやりたいことなのか?」(13:56)という同じ型の問いが1件だけあります(字幕に話者名は無く、話者は確認できていません。ファンのセリフ集はバナージがオードリーに向けた問いとして採録しています)。

なぜこの問いなのか。公式サイトのキャラクター紹介にはこうあります——「オードリーは偽名で、バナージと出会ったときに名乗った。」 底本の場面説明が「ミネバ・ラオ・ザビとして行動するオードリー」と書くとおり、彼女はこの場面でザビ家の姫として振る舞い、その素性は同じepisodeの中で連邦軍に明かされます(公式のTV版第4話あらすじも、この場面の直後を「オードリーはジオンの姫、ミネバ・ザビだったのだ。」と結んでいます)。「しなければならない事」は姫としての役割、「やりたい事」は「オードリー」と名乗った16歳の少女ひとりの意思——役割で身を固めた相手に、役割ではなく本人の意思を問うた言葉、というのが本記事の読みです。この読みを論じた公式資料や商業メディアの記事は見つかっておらず、本サイトの解釈である点はお断りしておきます。

シーンの状況説明は、公式サイトの話数ページ・公式配信の字幕の実測・ファンの手による全セリフ集の照合に基づいています(映像本編は未視聴。上の「断定できないこと」参照)。字幕の表記・タイムコードはバンダイチャンネル「セリフ検索」の実測により、タイムコードは字幕の表示開始時刻を分:秒に切り捨てて表記しています。字幕はキーワード検索でヒットした行の収集であり、場面の全字幕を網羅したものではありません——引用した字幕の間には未収集の字幕がありえ、連続するやり取りとは限りません。字幕には話者名が含まれないため、話者の記述は場面の文脈からの推定(「〜とみられる」)です。本文で引用した各字幕はバンダイチャンネル「セリフ検索」の実データによるもので、多くは同検索で確認できますが、検索は読み仮名の照合のため語句によってはヒットしないことがあります(出典欄には代表的な検索結果を掲載しています)。

HISTORY

広まった経緯:ランキングにもタグにもない——それでも底本が「筆頭」に置いた一言

このセリフの拡散の実態は、正直に言えば「静か」です。2026年9月2日の実測で分かった範囲を、そのまま並べます。

  • 公式の言及は見つからなかった:公式ポータルの連載「ガンダムパワーワード」・投票企画「ガンダム国勢調査」で、このセリフを扱った回は外部検索の範囲で発見できませんでした。NHKの「発表!全ガンダム大投票」(2018年)には名セリフ部門そのものがありません。公式サイトのサイト内検索が結果を返さない状態だったため、「無い」と断定はしていません。
  • ランキング・タグ・事典にもない:投票サイト「みんなのランキング」の「ガンダム名言ランキング」は全15件中に『UC』由来のセリフが1件もなく、ニコニコ動画のタグ「君はどうしたいんだい」は0件(「バナージ」を含む動画は427件あり、タグ「嘘だと言ってよバナージ」は実在するので、バナージの名言がタグになる土壌はあるのに、この一言はなっていません)。Togetterのまとめも0件。pixiv百科事典の「バナージ・リンクス」(閲覧数表示は約121.9万)、ニコニコ大百科、アニヲタWiki(仮)、Wikipediaの『UC』記事のいずれにも、このセリフの記載はありません。
  • 底本では「UCで唯一の詳細ページ」:ガンダムチャンネルのガンダム名言集は『UC』のセリフ73件を載せ、バナージの10件の筆頭にこの一言を置き、名言集全体で47件ある詳細ページのうち『UC』からはこの1件だけを作っています。ファンサイト内での扱いですが、底本がこのセリフを『UC』で最も重く見ていたことは確かです。
  • ゲームは「自問形」で受け継いだ:『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』シリーズ(FULL BOOST・MAXI BOOST ON・2)のバナージには、このセリフそのものは収録されていません。代わりに、コンティニュー時のセリフとして「それはやらなければいけないことなのか、それとも自分がやりたいことなのか…」という、この問いを自分自身に向け直した形のセリフが3作共通で収録されています(ファン編集の原作ネタwikiの実測)。episode 1の場面(「名場面の中身」で触れた「そしたら おれは…」の場面)から採られた「オードリー!必要だって言ってくれ!そうしたら、俺は…」も並んでいます(表記は同wikiのMAXI BOOST ONのページのまま)。
  • 引用の実例は、個人の感想と名言まとめ:TV版の全話感想をnoteに書いた視聴者は、第4話でこのセリフを引用したうえで、終盤の別の場面をこう評しています——「「君はどうしたいの?」とミネバの意思を尊重していたバナージには勝てないでしょうね。」(ミネバに思いを寄せるリディ・マーセナスとの対比)。個人の名言まとめブログや、ファンの名言集記事での引用も複数あり、その多くは底本と同じ「君自身がやりたいことを教えてよ」系の表記です。字幕どおり「君自身がどうしたいのかを教えてよ」と書くファンサイトもあり、表記は2系統に割れています。
  • 公式サイトが紹介した名言集の本がある:公式ポータルは2017年3月21日、PHP研究所の書籍『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)名言集』(株式会社ライブ編著)の発売を「キャラクターたちの感動と興奮の名セリフを紹介する」と告知しています。ただし、この本にこのセリフが収録されているかは確認できていません(出版社の書誌ページが紹介する6つのセリフには入っていません)。

断定できないこと

X(旧Twitter)上の拡散量は未測定です(ログインが必要なため)。ねとらぼのランキング記事はサイト内検索が使えず、掲載の有無を確認できていません。ゲームでのセリフ収録はファン編集wikiの実測であり、実機・公式資料での照合はできていません(Gジェネレーション・スーパーロボット大戦での収録は不明)。『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)名言集』の収録内容は未確認です。原作小説でのこのセリフの有無・表記は未確認で、「君自身がやりたい事を教えてよ」系の表記の出所も確定していません。件数・閲覧数は2026年9月2日時点の実測値で、ニコニコ動画のタグは後から付け替え可能です。

FAQ

よくある質問

「君はどうしたいんだい。〜」は誰のセリフですか?

OVA『機動戦士ガンダムUC』(2010年〜・全7話)の主人公、バナージ・リンクスのセリフです。声を演じたのは内山昂輝さんです。相手は、バナージが「オードリー・バーン」の名で出会った少女——その正体はジオン公国の独裁者一族ザビ家の末裔、ミネバ・ラオ・ザビ(声:藤村歩)です。公式サイトのキャラクター紹介は「オードリーは偽名で、バナージと出会ったときに名乗った」と書いています。

どの場面に登場しますか?

episode 2「赤い彗星」(2010年10月30日イベント上映開始)、地球連邦軍の艦ネェル・アーガマがフル・フロンタルのシナンジュに襲撃されている最中の場面です。公式サイトのTV版第4話ストーリーページによれば、オードリーはユニコーンガンダムを処分するため「バナージに一緒に艦から逃げて欲しいと頼む」——字幕では「今なら逃げられる - インダストリアル7に戻って」「私は あの機体を - 処分する方法を考える」(「 - 」は字幕データ内の区切り記号)と段取りを告げる彼女に、バナージが食い下がった直後にこの問いが来ます。公式配信(バンダイチャンネル)の字幕ではOVA版episode 2の配信動画のおよそ16分45秒、TV版『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』第4話「フル・フロンタル追撃」のおよそ18分8秒です。

劇中でもこの通りに言っているのですか?

末尾が違います。公式配信(バンダイチャンネル)の字幕は「君はどうしたいんだい?」「しなければならないこと - じゃなくて…」「君がやりたいことを - 君自身がどうしたいのかを教えてよ」(「 - 」は字幕データ内の区切り記号)の3つに分かれ、最後は「やりたい事」ではなく「どうしたいのか」です(OVA版とTV版の字幕は一字一句同じ)。見出し語の「君自身がやりたい事を教えてよ」は底本(ガンダムチャンネルの名言集)の表記で、同じ形はファンの名言まとめにも流通していますが、その出所は確認できていません。

どういう意味ですか?

底本の場面説明は、ミネバ・ラオ・ザビとして行動するオードリーに対して「オードリー・バーンの本心を聞き出そうとする、バナージのセリフ」だと書いています。「しなければならない事」はザビ家の姫として背負う役割、「やりたい事」は「オードリー」と名乗った16歳の少女ひとりの意思——役割で身を固めた相手に、役割ではなく本人の意思を問うた言葉、というのが本記事の読みです。公式サイトは「オードリーは偽名で、バナージと出会ったときに名乗った」と書き、同じepisodeでその正体がミネバ・ザビだと明かされます。

劇中で何回言っているのですか?

1回です。字幕データの実測では、OVA版はepisode 2の1箇所、TV版『RE:0096』は第4話の1箇所にだけ登場します——TV版はOVA版を「古橋一浩監督自らがTVシリーズの形に再編集したもの」(公式)なので、同じ場面が2つの版で配信されている、というのが正確です。なお、続くepisode 3(TV版第7話)には「それは 君がやりたいことなのか?」という同じ型の問いが1件あります(字幕には話者名が無く、話者は確認できていません)。

有名なセリフですか?

公式の連載・投票企画での言及、名言ランキングでの入賞、ニコニコ動画のタグ、ファン事典の単独項目は、2026年9月時点の実測でいずれも見つかっていません。一方で、底本のガンダム名言集は『機動戦士ガンダムUC』の73件のうちこの一言だけに詳細ページを作っており、バナージの10件の筆頭に置いています。ゲーム『EXTREME VS.』シリーズには、このセリフそのものの代わりに「それはやらなければいけないことなのか、それとも自分がやりたいことなのか…」と自問する形のセリフが収録されています(ファン編集wikiの実測)。

SOURCES

出典・参考

本ページの記述の根拠、および関連する公開情報です。確認できていない事項は本文中で「断定できないこと」として明示しています。

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